
山形県山辺町のお天道農園は、さくらんぼの樹が切られて無くなった畑を借り受け、さくらんぼ、すもも、たらの木の苗木を植えて、耕作放棄地の発生防止と果樹産地の維持に取り組む。そのための資金調達を目的に、クラウドファンディングプラットフォームCAMPFIREにてプロジェクトを開始した。プロジェクトは12月1日(月)に公開され、2026年1月18日(日)に終了予定だ。
クラウドファンディング実施の経緯
さくらんぼ日本一の山形県では、2024年、2025年と2年連続で凶作だった。元々、高齢化と担い手不足によりさくらんぼ農家が減少していたなか、今回の凶作がダメ押しとなり、これまで以上の早さでさくらんぼの樹が切られて無くなっているという。このままいけば耕作放棄地が多く発生し、他の農業者の営農活動や地域住民の生活に悪影響が出る。この問題を解決するため、お天道農園は立ち上がった。
樹が無くなった畑に新たな苗木を植えて果樹産地を維持しつつ、稼げる農業経営モデルを確立し、新たな担い手を作ることを目指す。
さくらんぼ、すもも、たらの木で稼げる経営モデルを


お天道農園は、さくらんぼの樹が切られて無くなった畑に新しく苗木を植えて、耕作放棄地の発生防止と果樹産地の維持に取り組む。しかし、ただ、さくらんぼを植え直すだけでは、今後も起こり得る異常気象に対応できない。また、そもそも農業の担い手を増やさなければ、故郷の農業を維持することはできないと考えた。
そのため、さくらんぼのほか、すもも、たらの木など、比較的異常気象に強い樹を植えることとした。果樹産地を維持しながら、異常気象の中でも安定的に収入を得ることができる、さくらんぼ、すもも、たらの木を組み合わせた経営モデルを確立することで、確立した経営モデルを元に担い手となる新規就農者を呼び込み、故郷の農業を守ることを目指す。
クラウドファンディングの詳細については、プロジェクトページにて確認を。この機会に、お天道農園の挑戦を応援してみては。
■お天道農園
所在地:山形県東村山郡山辺町大字山辺850
HP: https://otentofarm.com
Instagram:https://www.instagram.com/otento_farm
CAMPFIRE:https://camp-fire.jp
プロジェクト名:凶作と担い手不足で無くなっていくさくらんぼ畑。新たな苗木を植えて故郷を守りたい。
(熊田明日良)